王姫と葉山学園生徒会!
「つーか、お前でも一応担任だろ。授業初日の1時間目くらい知っとけよ」
「煉、お前って呼ぶのはいくら仲良い山ちゃんでもダメ。煉だって私が言うまで体育のこと忘れてたじゃん」
「昨日だし!」
「相変わらず美姫は煉の保護者みたいだな」
「はっ!?何言ってんの!?俺がいつも美姫のわがままに振り回されてんだろ!」
「どっちもどっちよねー」
「梓!」
「うん、美姫ちゃんと煉の保護者が梓って感じだよね」
最後の大地の言葉に悠馬も芽衣も頷く。山ちゃんはただ笑ってたが、時計を見て真面目な顔になる。
HRが終わる時間まであと少ししかない。
「はい今日の確認するぞ。梓」
「今日は昼休みに保健委員会は東会館の第一会議室で2年生、美化委員会は西会館第一会議室で年生会議」
梓が生徒会専用手帳を見ながら話す内容に煉がええ、と声を発した。
理由は生徒会メンバーは委員会を見に行かなければならないからだ。しかも今日は西会館と東会館。煉が嫌がるのも無理はない。
この学園は東西南北+中央会館がある。
中央会館には1年から3年までの普通の教室がある。
南は部活関係の場所。部室やらジム、ホール、体育館がある。
北は特別教室で情報室やPC室などがあり、中央会館から近い。