王姫と葉山学園生徒会!

「つーか、お前でも一応担任だろ。授業初日の1時間目くらい知っとけよ」

「煉、お前って呼ぶのはいくら仲良い山ちゃんでもダメ。煉だって私が言うまで体育のこと忘れてたじゃん」

「昨日だし!」

「相変わらず美姫は煉の保護者みたいだな」

「はっ!?何言ってんの!?俺がいつも美姫のわがままに振り回されてんだろ!」

「どっちもどっちよねー」

「梓!」

「うん、美姫ちゃんと煉の保護者が梓って感じだよね」


最後の大地の言葉に悠馬も芽衣も頷く。山ちゃんはただ笑ってたが、時計を見て真面目な顔になる。

HRが終わる時間まであと少ししかない。


「はい今日の確認するぞ。梓」

「今日は昼休みに保健委員会は東会館の第一会議室で2年生、美化委員会は西会館第一会議室で年生会議」


梓が生徒会専用手帳を見ながら話す内容に煉がええ、と声を発した。

理由は生徒会メンバーは委員会を見に行かなければならないからだ。しかも今日は西会館と東会館。煉が嫌がるのも無理はない。

この学園は東西南北+中央会館がある。

中央会館には1年から3年までの普通の教室がある。

南は部活関係の場所。部室やらジム、ホール、体育館がある。

北は特別教室で情報室やPC室などがあり、中央会館から近い。

< 24 / 181 >

この作品をシェア

pagetop