王姫と葉山学園生徒会!
「煉だって美姫ちゃんのこと大切にしてるでしょ?」
「だって美姫幼なじみだし」
「そーそ。大切にされて当たり前~。家族愛的な?」
16年以上も一緒にいて大切じゃなかったら困るでしょ、などと話しているうちに授業が終わった。
男女別れて素早くロッカールームに行き着替えを済ませる。
それから次の授業に挑む。
数学、政経、英語、と授業を受ける。教科書はどれも高校2年生の4月に使うとは思えない難易度のもの。
英語の授業終了の鐘が鳴り昼休みとなる。
校舎を出た私と煉は梓たちとは逆の方向へ歩き出して目的地へと到着する。
そしてそれから15分後、にこやかに挨拶をして会議室を後にした。
「つっかれた!」
「お疲れ、煉。思ったより早く終わったから梓にメールいれてお昼食べよ」
「美姫の作ったスープがいい」
「今から作ってる時間ないでしょ。確か今日は日替わり外用ランチがサンドウィッチだったかな」
スープは夜作るから、と言うと煉は最初から自分の注文が通るとは思ってなかったらしく素直に頷いた。
「じゃそれでいーや」
「あ、私はタマゴのサンドの方にするからさ…」
「俺はもう1つの方にしてお前に一口あげればいいんだろ?」
「さっすが」
そうと決まればGO!