王姫と葉山学園生徒会!
それから1ヶ月くらい、私たちはあちこちで注目の的となった。
敷地内のショッピングモール(そもそも敷地内にそんなモノがあるのはおかしいけれど)で買い物していれば、握手して下さい!という人が現れる。
寮の点呼をすれば、あちこちから黄色い声があがる。
煉といる所を見られればそこがどこだろうとワラワラ人が集まる。
下駄箱には毎日毎日大量のラブレターなんて漫画の世界だけの話だと信じてたのに。
まるで芸能人…いや、珍獣の気分?
「みーき!大分疲れたんだけど」
自宅(自寮?)で煉がもううんざり、とでもいうように私の隣で寝そべっている。
「うん、ちょっと流石にないわ」
「どうにかなんねーかな」
「でも最初よりはマシじゃない?」
ロイヤルミルクティーを飲みながら視線は雑誌に向けながら私は隣にいる煉に応える。