王姫と葉山学園生徒会!

「梓と大地に相談してみる?」

芽衣と悠馬じゃ頼りない、と内心で思ったのは秘密ね。

「あー、あいつらも若干追っかけられてたしな」

「うん。これ以上追っかけられたりすると、生徒会の業務に支障が出るし」

「今月からイベント多いしな」

今月は中間テスト、球技大会、遠足が控えている。

来月の6月は2年は修学旅行、1年は1泊2日宿泊研修がある。

7月は期末テストに文化祭準備期間、生徒会は他校との交流がある。

スケジュールを考えると周りに時間を取られるのは結構痛い。ましてや来月からは特にだ。

そう、予定を考えていると隣で閃いたというように煉が起き上がった。

「今週、行事入れるぞ!」

「今週?何を」

「ダンスパーティー」

「…んなまた急になんで」

「そこで宣言する」

「…嫌な予感しかしないんだけど」

「梓と大地、芽衣と悠馬は婚約してます、俺と美姫も含めてそれぞれの時間が大切だから邪魔するな!って言おうぜ!」

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