王姫と葉山学園生徒会!
「てか、歓迎会の時に私たちがそんな仲だとどうのって言わなかったっけ?」
「言った。けど、“業務に支障が出るから黙ってたけど隠す方が支障が…”とでも言えばOKだろ」
ダメだ。この目は何も言っても無駄ってのがよく分かる。
煉の中でもう決定事項なのね。
「大地たちにも連絡っすか」
「言い出しっぺが説明しなさいよね、煉」
「はいはい」
煉は携帯を取り出して(おそらく大地だと思う)電話をし始めた。
「もしもし。なあ、良いこと思いついたから全員集合。…そう、俺たちのとこ。…おう、じゃ待ってっから」
ピッ、と煉が電話を切るのを見終えてから煉に訊く。
「大地?」
「今から全員連れて来るって」
―10分後。
「煉!理由も無しに集めたのはなんで?」
6人が我が家(?)に揃った。