王姫と葉山学園生徒会!
「お姫さまだなんてずいぶんと恥ずかしいこと言うね」
「お前も流石だよな」
「煉に合わせて行動するのなんていつもだし」
煉の右手は私の左手、煉の左手には煉と私の鞄が握られている。
「そうだ。悠馬がドレスの手配終わったから好きなの選べって」
「もうこっちに着いてるの?」
「俺たちのとこに全部配送されてくるって。夜の9時頃だったかな?」
「じゃあ普段使わない衣装部屋に運んで貰おうか」
「それは手配済み」
家(うん、もう寮とは言わない)に着いて自然と手が離れる。
夕飯、お風呂と済ませるとドレスが運ばれてくる。
私のサイズで20着、芽衣と梓のサイズで15着ずつ。
私の方が多いのは、当日1番目立つから派手なのを集めたって事だろうな。