王姫と葉山学園生徒会!
―そして、ダンスパーティー当日。
ホールに続く道には赤渋滞が広がっている。
会場内には音楽隊までいて。
プロにメイクアップして貰った私たちは他の生徒たちより一足先に到着している。
「梓も芽衣も可愛いなあ~」
感嘆の息を吐きながら私の1歩後ろを歩く2人に向き直る。
梓も芽衣も私の白いドレスに合わせたかのようなクリーム色のドレス。
梓はマーメイドライン、芽衣はプリンセスラインのミニ丈を着ている。
「美姫ちゃんのが可愛いよお!」
「美姫は可愛いっていうより綺麗系よね」
「それは梓もでしょ」
お互いに褒め合うのは女の子のマナーだけど、そんなの関係なしに2人は可愛い。