王姫と葉山学園生徒会!
目が覚めると自然と心は落ち着いていた。
外れた蓋も元通り。
…大丈夫、いつもの自分だ。
いつもの朝にいつもの起床時間。
ただ少し違ったのは煉が起きてた事だけ。
「あれ、珍しい」
「たまにはな」
「今、ご飯作るから」
「さっぱりしたもん食いたい」
「山芋あるからすりおろして、あと冷や奴もつけようかな。お味噌汁は、キャベツ?」
昨日の事には触れない煉に感謝する。
「今日こそ遠足の段取り決めないと!昨日全然出来なかったから」
「あー、その辺は梓が責任感じてやってそうだな」
煉の言葉は的中。
教室に入ると仲直りを知らされて、遠足の1日の日程を書いた紙が渡された。