王姫と葉山学園生徒会!
お母さんと煉ママの話をしながら、帰寮する。
いつもなら“帰宅”って言うけど、今日は言いたくなかった。
「はあー…」
ほどよい疲労がソファに腰掛けた私の身体を覆い、動きを鈍くする。
「煉、お風呂沸かしてこーい」
「…なんか久々の命令形」
「沸かして?煉くん?」
「ぶりっこきめー」
人の精一杯の猫被りをキモい言うな煉!
引っ掛かるお母さんの言葉を心の底に追いやる最中だから、煉には軽い態度を使ってるんだから。
「沸かしてやるから、制服脱げば」
「…なに、新手のセクハラ?」
「ちげー。疲れてんだろ?楽な服にしろってこと!」
なーんだ。