王姫と葉山学園生徒会!
「俺が振り向いたらどうすんだよ」
「どうしようね。煉はそんな事しないから考えて無かったわ」
「いい加減、俺も男なんだって認識してくれ、頼むから」
「だからしてるって前も言ったじゃん」
煉は、シャンプーケースが抜き取られた私の手にバスタオルを握らせる。
それを身体に巻いて、ようやく煉が振り返る。
…ほら、バスタオル1枚だけの格好みても赤面すらしない煉の方が私を女としてみてないじゃん。
「俺を困らせて楽しい?」
「困ってんなら、楽しいね」
「ドS」
「困ってないくせによく言う」
「思春期真っ只中の男子高生ですけど」
「私だって思春期真っ只中の女子高生だから」