今日も地球の上では☆3
すると。

純一郎は目を見開いて、俺を見た。



えっ、な、なんだよ……冗談、だよな?



「おまえ、将来、科学の道に進みたいのに……お化けなんて、信じているのか?」



ん? それで驚いてたのか?

なんかちょっと違うような気はするけど、俺はその質問に答えた。



「何もかも科学で証明できたら、面白くないだろ? 世の中には、不思議な事や未知の世界がたくさんあるから、ワクワク楽しく生きて行けるんじゃないかなぁ……って、俺はそう思うよ」



俺の言葉で、純一郎は自分の髪をクシャと掴んだ。



「だからか……」

「えっ?」

「多分、龍太郎なら俺の事を受け入れてくれるから、波長が合ったんだと思う」

「なんだよ、急に……おおげさなヤツだなぁ」



『俺の事を受け入れる』なんて言い方……まるで、何か大きな秘密でも抱えているような口ぶりじゃないか。


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