今日も地球の上では☆3
純一郎は、一瞬だけ目をそらしたけど、すぐに俺の目を見て言った。



「誰にも話した事はないんだけど……俺、実は不思議な力があるんだ」

「……へっ?」



思わず、裏返った声で訊き返してしまった。

冗談っぽくは無い雰囲気。



「信じないかもしれないけど……霊が見えたりするんだ」



ああ、そうか。

さっきも、本当に霊が見えてたんだ。

……なんて、純一郎の言葉を聞いて、妙に冷静に納得していた。



「信じるか? そんな話」



ん?

初めて聞く、弱々しい声。


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