今日も地球の上では☆3
「信じるも信じないも、おまえには本当に見えているんだろ? その本人が言うんだから、間違い無いんじゃないのか?」



俺の言葉を聞いて、最初純一郎は真顔で俺を見ていた。

けど、すぐにフッと笑った。



「やっぱり、龍太郎って変なヤツ」

「いやぁ、純一郎には負けるよ」



俺がそう切り返すと、純一郎はケラケラといつもの調子で笑った。

そして、笑いが落ち着くと話し始めた。



「ついでだから話すけど……実は俺、黒髪だと霊力が冴え過ぎるみたいで、現実の人間と霊の区別が付かない時もあったり、力をコントロールしようとするとすっげー疲れるんだよ。

 でも、髪をオレンジ色にしてると、結構、普通の生活が自然に出来て楽なんだ」



ふ~ん、それで髪がオレンジなんだ。

あれ?


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