今日も地球の上では☆3
「でも、さっきは何か霊が見えたんじゃないのか?」

純一郎が何かを見付けて声を上げたのを思い出して、訊いてみた。



「ああ、たまに思いの強い霊は髪がオレンジでも見えたりするから」

「大変なんだな」



俺が素直にそう思って言うと。

一瞬、キョトンとした後、純一郎は『クックックッ』とお腹を押さえて笑い始めた。



「なんだよ」

「いや……俺、龍太郎とは一生親友でいられると思うよ」

「まぁ、よく分からないけど、俺もそう思うよ」

「ぷっ」



またまた純一郎は、俺の返事で吹き出した。



「変なヤツ」

俺がそう言うと。



「いやぁ、龍太郎には負けるよ」



あれ? さっき似たような会話をしていたよな?

まぁ、結局……理由は分からなくても、俺達の友情は成立するって事だ。


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