年下の幼なじみ〜甘々な恋を年下の彼に〜


「えぇーっ」


「うっせぇな、葵」



「だってだってっ、見てこれっ、末吉だったんだもん」



末吉………



末吉って、何番目に良いんだっけ



中吉より上だっけ?



吉よりも下だっけ?



分からないけど、なんか微妙だな……




「ははっ、葵らしいな」



面白そうに声に出して笑う翔にムッとする。



「そういう翔は何なの?」


「大吉」



う、そっ



大吉っ?!



あたしなんて、未だに大吉なんて出たことないのにっ



「中身はいいこと書いてあるかもしれないもんっ」



涙目になりながら、恋愛のところを読んだ。



“強力なライバル現れる”


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