年下の幼なじみ〜甘々な恋を年下の彼に〜
そ、そんなぁっ
まさか、このライバルって美里ちゃんのことじゃないよねっ?!
「どうしようっ、翔っ
あたし、今年1年、良いことなさそうだよ」
「はぁ?マジで涙目になるなよ、たかがおみくじだろ」
翔に呆れられたけど、あたしは不安で不安でしょうがない。
「あれ?翔くーーんっ」
何か嫌な予感がした。
この聞き覚えのある声に。
「翔くんっ、久しぶり。
翔くんも来てたんだ」
「…げっ」
その声とは、美里ちゃんだった。
あからさまに嫌そうな顔をする翔に美里ちゃんは、いかにも気づいてないように人懐っこい笑みを浮かべた。