年下の幼なじみ〜甘々な恋を年下の彼に〜
翔の顔を盗み見するけど、相変わらず翔の表情は分からない。
「じゃあ、カレシに翔くんと廻るからって行ってくるから待っててね」
美里ちゃんが走って行ってしまった。
ホントに一緒に廻るのかな?
占い、当たってる………
ホントに強力なライバル出現したし。
「葵」
「えっ、きゃっ!」
翔に腕を引っ張られ、何が何だか分からないまま、勢いよく走った。
「はぁ………はっ……はぁ」
翔がやっと止まり、息を整える。