年下の幼なじみ〜甘々な恋を年下の彼に〜
寒い日には・・・
「寒〜い」
「葵っ、寒いって言ったら余計寒くなるでしょっ」
「だって、寒いものは寒いんだもん」
今、体育の時間。
紫帆と一緒にぐうたらと体育の授業を受けていた。
「ホントっ、なんで冬でも体育やるんだろうね」
「葵は、スポーツだけなら得意でしょ、わがままいわないの」
あたしたちは、グラウンドのまわりを走っていた。
でも、ほとんど歩いているに近いけど。
「あ!そうだ」
「なに?」
「葵たちはバレンタインはどうするの?」
バレンタインデー………
あたしたちが付き合ってから初めてのバレンタインデーだ。