年下の幼なじみ〜甘々な恋を年下の彼に〜
「う〜〜ん……、やっぱり、チョコとか作ったほうがいいのかな」
「そりゃあそうでしょ、葵まさか作らない気だった?」
「ううん、そんなことはないけど、ただ……」
「あたし、料理とかホントだめなの」
「は?葵たちって幼なじみじゃん、作ったときとかなかったの?」
「うん、なんか照れ臭くて……」
中学生に入る前までは、あげていた。
だけど、翔にあげる子たちが増えはじめるあたりから、
あたしの作ったチョコは、この子たちの中に埋もれてしまうんじゃないか
って思うと、
悔しくて、あげるのをやめてしまった。