年下の幼なじみ〜甘々な恋を年下の彼に〜
「気が変わった」
「えっ!?」
あたしは、翔の反応に驚きすぎて、今何が起こっているのか分からない。
「先に葵を食っていい?」
そう言い、あたしのおでこにチュッと触れる程度のキスをする。
えっ
食うって………
それは、つまり………
鈍感なあたしでも、“食う”ってことの意味は分かる。
その瞬間、急に今日紫帆と話していたことを思い出してしまった。
『今回は、チャンスかもね』
だ、だめっ!
紫帆の言葉を頭から離そうとしても、あたしの顔は熱を帯びて来るばかり。