年下の幼なじみ〜甘々な恋を年下の彼に〜

「えっ」


ひどく驚いた顔をした翔ちゃんだけど、嬉しそうな顔をして「うん」と頷いた。


───……



「ん─…っ」


やっと、翔の唇が放れたとき、あたしは息を大きく吸った。



「……もうっ」




「なんだよ?別にいいだろ」



「そうじゃなくて……」




……そうじゃなくて、




伝えたい。



あたしは、君に




「─…翔、お誕生日おめでとう」



あたしは、翔の顔色をうかがうことが出来ず、目をつぶりながらプレゼントを渡した。



< 7 / 76 >

この作品をシェア

pagetop