年下の幼なじみ〜甘々な恋を年下の彼に〜


「は?」


だけど、翔の第一声はこれ。



「え?だって、今日は、翔の誕生日でしょ?」



あたしは、翔の反応を不思議に思いながら、翔の顔を覗き込んだ。



「あー、そうだった……かも」




この反応は……



もしかして、忘れてた……とか?



「ぷっ」



あたしは、堪えきれなくなり、声を漏らした。



「なに笑ってんだよ」



「……だって、面白いんだもん」



あの、完璧な翔が自分の誕生日を忘れることが可笑しくて仕方がない。



翔は、いつまでも、笑ってるあたしを横目に見ながら、プレゼントを開けた。


< 8 / 76 >

この作品をシェア

pagetop