心の薔薇.
まじ気色わりぃよ…。
けど、入んねぇといけねぇのか…。。
「…つか……おぶったまま入んの…?」
俺は顔を少し濁らせながら言った。
「私は川の中だったら泳げるわ…片足は壊れちったけど、片方あれば大丈夫だし、それに手があるから…泳ぐ機能だってあるし…ただ、その川の中まで運んでくれる…?」
「…あぁ…無理はすんなよ。」
俺はおぶったまま血の川にザブンと川の中にとびはいった。
リリアはスイスイと泳ぎだした。
うわっ…足がつかねぇってこんな不安感があんのか…。
まぁ、父さんに教わったちゃんとした基礎があったから、体育の水泳はいつも誉められてたけどさ…。
15キロとか…はんぱねぇよ…。
水泳部だったら、練習位の量だよ、とか言うんだろうけどさ…俺にとっては難関すぎるし。
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