心の薔薇.
だいたい、飛び込んだところから川の面まで1メートル位の距離があるし。
俺は、平泳ぎをしながらゆっくり進んで行った。
リリアは俺に気遣いながらペースを合わせてくれた。
まるで、水泳のコーチみたいに。
つか…やべぇ…。
なんでかわかんねぇけど、父さんの顔ばっか思いだしちまう。。
俺が覚えてんのは水泳の泳ぎ方を教わった位だけど、その記憶が鮮明に蘇ってきてんだよな…まじ、あほらしぃ…。。

うわ…ゴーグルがねぇと目がすっげぇいてぇし…。。
チカチカする。
その点では、機械のリリアが羨ましいよ。
あんなスイスイおよげるしさ、電気は減っていってても疲れるとかはねぇもんな。
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