心の薔薇.
そん時、窓の外から救急車と警察のサイレンの音が聞こえてきた。

よっしゃ。
これで、なんとか下に行けば助かるだろうと思った時、おっさんは急に走るのを止めて、窓を開けて下を見た。
ん?
と思って、50メートル位先でおっさんの様子を見ていた。

「俺は何を……何だこれは……警察…??俺が……俺がやっちまったのか…?」

そんな震える声が聞こえてきた。
え?
俺は耳を疑った。
もしかして、意識がとんぢまってたのか…?
いや、それにしても奇妙だ。。
「なぁ…!」
俺は、なぜか、おっさんに呼びかけちまった。
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