心の薔薇.
〓光の世界〓

○ 栄光

俺は、リリアがいた場所をしばらく見つめてから、城の階段を駆け下りた。
綺麗で清潔な城…
けど、誰もいなく、静かだった。
俺が城からでると、タン達が城の前にいた。
そして、カーアもいた。。
「お前ら…」
「「ありがとうございます…!!」」
みんなはそう声を揃えてお辞儀してきた。
血の川で流されて山ずみになってたやつらとかも、ひょろつく体でお辞儀してた。
「なんだよっ…俺は何もしてねぇし…。頭を上げろって…。」
「秀雄様…あなたは、僕達の英雄です…!!本当に本当にありがとうございますっ…!!」
タンは、すげぇでかい声でそう言った。
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