心の薔薇.
「あぁ…そこの道を通るしかないもんな…。足元には気をつけるよ。」

「…こんな所で俺達はやられたりしない。そうだよな…?」


「そうだな。」
「そうね。」

カーアがそう言うと、俺とリリアも賛同した。


真っ直ぐ進んだとこに扉が三つあった。
一つ目の扉には、“氷水湖”と書かれていて、二つ目の扉には“砂漠サソリ道”と書かれていて、三つ目には“針山登り”と書かれていた。どれも、名前からしていやなものしかなかった。


俺は、真ん中にあった、二つ目の“砂漠サソリ道”と書かれた扉をゆっくりあけた。
そして、扉の中に俺達は入っていった。
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