心の薔薇.
「えぇ…。。だから、結構歩くわ。」

そう話してるリリアの足にサソリが登っていた。

「なっ…!!おい、サソリがお前の足を登ってるぞ…!?」

俺は慌てて、リリアに言った。

「え…?あ、本当だ。」
リリアは手でサソリを掴んで、遠くに投げた。
「なっ…!手…大丈夫かよっ…!?」
「えぇ…私たちは機械だもの…。」
「あ……そうか。」
「…けどサソリの毒が機械の間から入ってきたりしたら、大変だったかもしれないわ。ありがとう。」
そう言ってリリアは微笑んだ。
< 66 / 154 >

この作品をシェア

pagetop