虹色サイダー




「歌恋ちゃん?」




沙羅ちゃんが顔を覗き込む。




「・・・・何か、おいしいものあった?」




私がそう尋ねると




隣から、ぶはっと笑い声がした。





「莉音さ、やっぱ面白いよな。」




「ただのバカだろう。」




「てか、俺ら、おいしいものと間違えられたわけ?」





・・・・・ごめんなさい。





「・・・何だ、サッカー部三人組かぁ。」




私がえへへと笑いながら言った。





「・・・・3人が勉強?」




歌恋が勉強しなさそーと呟く。




すると、




「歌恋ひでーっ!!」



と、蒼空君が大声で言う。




いや、蒼空君・・・・




ここ・・・・・




「図書館だよ?」




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