虹色サイダー
「・・・・悠斗に言われるほど鈍くないよ。」
こそこそ言ってる私達は、
周りから見たら変なのだろう。
そして、歌恋は
蒼空君と大貴君と沙羅ちゃんと仲良く話している。
「鈍くねーよ。」
・・・・鈍いよ。
だって、モテてるのに気づかない。
私も好きなのに気づかない。
「悠斗は、十分鈍いよ。」
私は、ちょっと複雑な思いがありながら
少しの笑顔で言った。
「・・・・何でそんな顔するんだよ。」
悠斗がこんな事を言ってたなんて
私は知りもしなかった。