虹色サイダー
・・・数日後。
「あー、なるほどぉ・・・」
「莉音は可愛いから!」
歌恋と綺羅ちゃんが私の恋愛事情を聞き始めた。
歌恋もだけど・・・
綺羅ちゃんは、恋の天才って言葉がすごくお似合い。
「・・・・鈍いんだよ、2人とも。」
2人がはぁぁとため息をつく。
「鈍いっ・・・・
・・・・やっぱり、鈍いのかなぁ・・・。」
と、俯く私。
・・・沙羅ちゃんよ、戻って来い!!って思っていたら・・・
「顔上げて?」
急に綺羅ちゃんがそう言い出した。
「顔・・・?」
不思議に思いながら顔を上げると、
私は綺羅ちゃんに頭を撫でられた。