虹色サイダー




「また来たのー?

本当に、一年間でこんなに保健室来たの・・・莉音ちゃんくらいじゃない?」




「・・・私も、小学校の時こんなに行った覚えはありません!」




先生と話す私を、うざそうに見る悠斗。




「あー、彼氏君ごめんねー?じゃっ、お邪魔虫は退散しまーす。

後はよろしくね、悠斗君。」




先生はバイバーイと保健室を去っていった。




「・・・先生!待って!!私、殺されるかも!!!」





必死に叫び、行こうとするけど、





「やめとけ。」




・・・と、悠斗に止められてしまった。





「いやーーーってむっ!」




そして叫ぼうとしたら、手で口を押さえられてしまった。




「むひゃ・・・・ゆっ・・・と・・・」






涙目になりながら、悠斗の方を見ると




急に、ぱっと離された。


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