虹色サイダー




「いいから、測れって。」




妙に悠斗が怖いから、こくんと頷き、




熱を測った。





―――ピピッ




静かな保健室に、急に鳴り出した音。




そっと体温計を取り出すと、




「げっ・・・・」




熱、あったよ。




すると、体温計を悠斗にとられ




「やっぱりな・・・・。」




と、ぼそっと呟いた悠斗。




そして、私を立たせてベットに引っ張って連れて行く。





「ちょ・・・・」




私が言う前に、ベットにつき、早くと言わんばかりに不機嫌な顔。




だから、




「寝ればいーんでしょ!?」




と、1人で布団を被ったのだ。



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