虹色サイダー




「悠斗・・・・





顔赤すぎだよぉ。」





って、思わず声に出しちゃうくらい赤かった。




もしかして・・・・




悠斗、





「熱・・・あるんじゃないの?」





そう確信した私は、体温計を悠斗に渡した。




大人しく測っている悠斗はしんどそうでいつになく、弱々しかった。





―――ピピッ




「何度あった?」




悠斗は、はいと体温計を渡してくる。





「・・・・38度かぁ・・・」




私と同じだよ。





「悠斗・・・寝なよ?」




そう言い、私は布団を被った――・・・



< 163 / 180 >

この作品をシェア

pagetop