やったね!!不良学園
そう聞くと、
「おぉ!!」
と心底楽しそうに頷くソイツ。
なんかムカつく奴やな…。
「敦貴!!コイツ俺の隣でいいだろ!?」
「いや、お前の隣は黒瀬だろうが。」
「あんなの居ないよーなもんじゃん!!
な!?いいだろ!?」
なんか勝手に話進んでるけど、
「俺コイツの隣、嫌やで。」
シーン…
え!?なんでこんな急に静かになるん!?
みんなさっきまでめっちゃ盛り上がっとったやん!!
なんでや!?なんか変なことゆうたか!?
「あーぁ…、気の毒に…。」
「転校初日から死んだな、アイツ。」
「マジおつやん(笑)」
え?やっぱ俺変なことゆうたんか?
俺に手を振ってた奴も目ぇ見開いて固まっとるし。
「お前…俺様を知らねぇのか?」
「おぉ。誰や?」
「…それはおもしろいな!!
やっぱお前は俺の隣な!!
はい、決定!!」
「なんでお前に決定権があんねや!?
そもそもお前は誰やねん!!」
「俺ー?
俺は赤松 秦哉(アカマツ シンヤ)。
後々大事になるから、よぉーく覚えとけよ!!」
赤松…?
どっかで聞いたことあるような…。
「ちなみに赤松は赤松銀行の御曹司だぞ。」
赤松銀行って…
あの日本一の銀行会社の!?
「言うなよ、敦貴ー。
コイツに俺のこと調べてもらおうと思ったのによー。」
なんか恐ろしい発言してんで、コイツ!!