オタク彼女は日々妄想中。



「雪宮サン、聞こえてますかぁ~?笑」


返事しない陽菜にバカにしたような声で山之内が声をかけた。


「・・・・・・・・・・・」

それでも返事をしない陽菜。

そんな挑発みたいなことするから女子に嫌われるんですよ、陽菜サン




「返事できないの?
あっ・・・耳ないんだ?笑」

返事をしないことをいいことに話し続ける山之内。



「・・・・なんであなたみたいな人の問いに答えないといけないの?」

やっと口を開いたと思えばこのセリフ。
陽菜は人を怒らすことが得意みたいだ。


「は?」

陽菜の言葉に目を丸くする山之内。


「はぁ・・・
理解力のない人ね。
私は二次元しか興味ないの。
だから三次元の人とは関わりたくもないの。
ここまで言えば分ってくれるかしら?」



ニコッと笑って陽菜はそう言った。
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