1/2の世界で、君と。
電波さんかと思ったらまさかの幽霊さんでした。
「………………あ゙?」


「………ん?何か言った、浜松さん?」



ポカポカと暖かい太陽の光が射す
この狭い教室の中で、素っ頓狂というか
どちらかといえばヤ○ザが喧嘩売る
ときみたいな声を発した私を
先生が訝しい目で見てくる。



「え??いや、ほら……」


私がそういって視線を横に
ずらして訴えてみても
なんだどうした、と先生は
全く気づいてくれない。

…いや、気づいてくれない
という言葉はこの場合不適切
でしょうか。


多分、多分だけど…
先生は…見えてない。


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