いつまでも君を見ている
銃なんて、本当は馴れちゃいけないのに…。

「大丈夫?」

翔君が心配そうに顔を覗き込んでいる。

「大丈夫」

私は微笑んで返事をした。






そこから10分ほど後。

男がやっと口を開いた。

「おい……この中に篠田ってやつ、居るか?」

体の動きが止まった。

やっぱり、こいつ…!!

みんなは私の方を向いている。

七海を抜いて…──。
< 142 / 240 >

この作品をシェア

pagetop