いつまでも君を見ている
「未菜……!」

「未菜ちゃん!!!」

「大人しくしてろよ」

男はそう言って、栞那たちに銃を向ける。

「……やめて……!!」

私がそう言うと、銃の向きを変えて私に向けてきた。

ダンッ……

「きゃあ!!」

一瞬、痛みなんて、わかんなかった。

でも、そんなの一瞬で。

すぐに肩に鋭い痛みが走った。

「……うっ……」

腕で抑える事も出来ず、その場で奇声をあげる。

私が下を向いているといつの間にか男は私の目の前に立っていた。
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