いつまでも君を見ている
私は体を少し右に傾け、弾をよけた。

そして、男の足を払って男がバランスを崩した時に、銃を奪った。

ガタンッ

男が椅子に体をぶつけて床に体を預けたと同時に、私は男に銃を向けた。

「はぁ、形勢逆転、だよ」

「……っ…」

男が大人しくなってから腕をロープで縛る。

栞那たちも緊張がとけたため、ため息をつく。

「じゃあ、俺は学校の前にいる警察に伝えてくるね」

「……警察、学校の前にいるの……?」

みんな疲れきってるのに凛君は警察を呼びに行ってくれるそうだ。
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