いつまでも君を見ている
全校生徒の前と私の態度、全然違うもん。

「放送したの、聞こえたんだ」

「……はい」

「敬語はなしだよ?同い年なんだしね」

「う、うん……」

………中村 翔……だっけ?

童顔……。

高校2年生に見えない……。

副会長の深山 凛は……しっかりしてそう。

なんか個性的……。

「ま、よろしくね」

笑って私に挨拶するのは、副会長。

「……どーも。てか、あのー、あなたたち、何者?」

心の中に秘めていた疑問をぶつける。

「どういう意味?」

「だ、だって……前の生徒会解散させて、自分たちが生徒会になるなんて……。普通の人ならそんなこと出来るはずが……」

しかも転校初日に。

先生に信頼されてるなんて、転校してきたばっかなんだからあり得ない。
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