いつまでも君を見ている
「てか、久しぶりだな。入院してたんだって?大丈夫?」

西堀君は私に質問攻めをしてくる。

「てか、来るの早くね?」

私が入院してたという質問の答えを聞かぬうちに、また質問してきた。

質問しすぎ……。

「目、覚めちゃったから。早く来てみた」

「まじかー……。じゃあ、朝練来てみね?」

「え?」

「よし、いくぞー!!」

強引に引っ張っていくのを拒否れず、そのまま体育館に連れて行かれた。

体育館につくと、すでにバスケ部が活動している。

バスケ部顧問の先生が私に気づいた。

「……退院おめでとう。バスケ、やる?」

この先生は担任ということもあり、医者に言われたことを言うことができた。

「すみません。激しい運動は控えるように言われたんです。ですから体育も見学になるかと」

「そうか、しかたがないか」
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