いつまでも君を見ている
トン、トン……

等間隔に音が聞こえる。

この音は、足音?

ガバッ

勢いよく机から顔を上げる。

「なに、焦ってんの?」

声のした方を見ると、そこには壁に手をついて立っている伊勢谷がいた。

「…伊勢谷」

「ん?なに?」

……びっくりしたー。

焦って伊勢谷から目線を反らす。

伊勢谷が近づいてくる気配を感じた。

「……!!」
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