いつまでも君を見ている
数日後。

裁判所まで伊勢谷と一緒にきた。

今日は平日だから学校をサボることになるけど。







「証人は、入場してください」

裁判長に言われ、私が入場する。

「……」

「氏名、年齢、生年月日、ご職業を言って下さい」

「篠田未菜、17歳。1993年12月23日生まれ。学生です」

「うむ…。では検察、質問をどうぞ」

裁判官を合図に、検察が立ち上がる。

「では、2011年6月18日に起こった事件について、詳しく教えて下さい」

検察は、質問をしながらこちらに歩いてくる。

「……はい」







こないだ学校で起こった事件について話す。

話し終わり、一息つく暇無く検察が質問してきた。
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