いつまでも君を見ている
「え、えーーー?!」

「で、でも、お姉ちゃんが県大会出場って訳じゃ無いだろ?」

健吾の言葉にムカッときて言ってやった。

「バドミントン部、部長だし。空手も県大会出場したし」

そう言えば、みんな固まってしまった。

そんな、固まんなくても……。

「そう、なの?」

私がコクンと頷くと義母さんが椅子から立ち上がった。

「今日は腕にのりをふるわなきゃ!」

そう言って台所へと消えてしまった。

「義母さん…」

「お姉ちゃんが戻って来たときからそのつもりだったくせに…」

「え?」

健吾が何か言ったが所々聞こえなかった。

「さて…おれは宿題でもやってくるかな」

「じゃあ未菜、私の部屋に来なさい」

健吾はすぐに部屋へ行ったのでここには義父さんと2人。

私は義父さんに呼び出された。
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