いつまでも君を見ている
耳を押さえながら後退りする。

このやろっ……。

七海はフッと笑って教室を後にした。

………むっかつく!!!

って、屋上行かないと。

私は小走りで屋上に向かった。












「重っ……」

相変わらず重たい屋上の扉を開ける。

風が吹いてきた。

「きもちー……」

今日は快晴で雲1つない。

風が吹いたといっても春の暖かい風だから寒くない。

フェンスに寄りかかり、外の部活をみる。

サッカー部、野球部、ソフト部。

たくさんの部活が準備をしている。

「………誰」

物音がした。

扉を開ける音じゃない。

もともとこの場にいたのだろう。
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