いつまでも君を見ている
そして10分後……。

一通り終わった。

先輩たちは後ろで伸びてる。

御愁傷様です。

その先輩たちを置いて、その場を後にする。

その場から離れ、体育館の水道までいき、手を洗う。

手を洗っていると、今回の呼び出しの原因、伊勢谷が登場。

「何してたの?」

「え?」

「血」

私の体操服の方を指さして教える。

見ると、本当に血がついていた。

「……あぁ……」

今気づいた。

多分、さっきの先輩たちの誰かの血だろう。

鉄パイプがあたって血が飛んだんだ。
< 5 / 240 >

この作品をシェア

pagetop