いつまでも君を見ている
一瞬、伊勢谷と目があったような気がした。

……!!

自惚れるな、自分。

『空手部、試合番号17、西山高校篠田未菜さん、南方高校田中みなみさん、武道場に集まってください』

「未菜、頑張ってね。私たちもすぐ行くから」

「うん」

コールが聞こえたと同時に、私だけ体育館を後にする。

二回戦目が、始まる……。
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