地味子がモテ子になれるまで




「カナメ、コンタクトにしろ」



「何故?」


かけ直していた
メガネを落としそうに
なりながらもきく。


「お前は磨けば光る宝石だ」


「私、磨いても光らないし…宝石でもないですけど?」


そういう意味じゃないよ、と壱瑚くんに言われ首を傾げる。


「損をしてるってことだ。」


空海くんの
威圧感スゴい。


「損ですか?」


「もー、カナメちゃんの馬鹿!だからね、カナメちゃんは可愛いってことだよ★」


馬鹿?
私って馬鹿ですか…


…可愛いって
きこえたような(汗)



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