地味子がモテ子になれるまで
うん、
見られちゃった。
「ち、千歳っ!!!あたしは別になにも…」
見苦しい言い訳をしだす
愛美先輩と言う人。
「ふーん、こんなことしちゃうんだねぇ」
いつもからは想像も
つかないほど妖しい
笑みを浮かべる壱瑚くん。
「…チッ」
気にくわないように
首をポキポキならす空海くん。
「な、なんでコイツばっかり構うの?!!!あたしたちの方が千歳たちに似合うのにっ!!!」
「そんなのテメェ等が決めることじゃねぇよ。」
涙目になりながらも
反論を繰り返すギャル軍団に
対し千歳くんたちは
面倒くさそうに答える。